C42の設計を詳しく見る
C42の接続方式:3種類のネイティブマウントとM68
レンズマウントの試験を経て、Sony E、Nikon Z、Canon EFとM68の接続版を選んだ理由を紹介します。アダプター方式から見直したC42の接続計画です。
開発当初は、フランジバックの短いSony Eを共通の接続部にし、寸法上可能な光学系へアダプターで対応する計画でした。
ひとつの接続部から、複数の光学系へ。
最初はネイティブマウントをひとつに絞り、長いフランジバックのレンズへ拡張できる、機構をシンプルにした方式でした。
その後、Sony E、Nikon Z、Canon EFの手持ちレンズを使いたいという声と、望遠鏡へ無理なく接続したいという声が寄せられました。
必要な接続方式は、当初の計画より幅広いものでした。
試験で分かったこと
はじめはアダプターが解決策に見えましたが、組み合わせごとの試験で課題が明らかになりました。
物理的に取り付けられるだけでは十分ではありません。レンズ通信、絞り、フォーカス、給電、起動タイミングと、光学系からセンサーまでの機械的な公差を検証する必要があります。
同じマウントであっても、すべての機能が同じように動くとは限りません。カメラやアダプターの互換性は、製品の組み合わせごとに確認する必要があります。
私たちも、アダプターは互換性の完成形ではなく、個別の検証が必要な接続手段だと判断しました。
アダプターには有用な用途があります。ただし、全ユーザーの主要な接続方法にすると、部品、通信方式、例外条件が増え、撮影体験が複雑になります。
新しい接続方式
クラウドファンディングでの製品化に向け、以下のバージョンを開発しています。
- Sony Eネイティブマウント版
- Nikon Zネイティブマウント版
- Canon EFネイティブマウント版
- 望遠鏡や撮影用アクセサリーのためのM68接続版
3種類はカメラレンズ用のマウントです。M68は4つ目のレンズマウントではなく、望遠鏡での撮影用接続方式です。
各バージョンに機械、電子、撮像の検証が必要です。ネイティブマウントであっても、同じ規格の全レンズが自動的に動作確認済みになるわけではありません。
手持ちの光学系から撮影を始められる接続部を基本とし、アダプターは特定の組み合わせを広げるために使う方針です。
Sony Eを共通の接続部にする方式で最初のC42を開発し、試験を通じてその限界を確認しました。接続部を一種類にまとめる方法から、実際の撮影機材に合わせて選べる方式へ進めています。
